47歳にして大型バイクの免許を取得した浮かれ親父が勧める刑事ドラマ3本

数ある刑事ドラマの中から3つを挙げよっ!と言われれば、私が挙げるのは次の3作になる。

あぶない刑事
古畑任三郎
相棒

である。

まずは「あぶない刑事」
当時中学生だった私がこのドラマを初めて見た時から、そして今現在に至るまで大好きな刑事ドラマ。ちなみに今でもAmazonプライムで見てたりしますが。
取り敢えず撃ちます。まぁ撃ちます。
昨今の刑事ドラマではほとんど見られない銃撃戦ですが、当時の刑事ドラマ界ではどちらもこちらも皆撃っていた時代。
それ故なのか「太陽に吠えろ」や「西部警察」など、割と刑事ドラマはシリアスな一面が大きかったです。
そこへ現れたのが「あぶない刑事」
石原プロからそのまま出張して来た様な舘ひろし演じるタカと、どこのチンピラが良い背広を着て来たんだかと云った風の柴田恭平演じるユウジのコンビ。
銃弾飛び交う刑事ドラマに有ってコミカルをふんだんに取り入れ、かつシリアスとの塩梅が絶妙のバランスを保っていたのは、このドラマの前には無く、このドラマの後にも存在していないのでは無いかと私は考えます。
とにかくストレスフリーです。
悪は悪を突き詰め、笑いは笑いを取りに来ます。分かり易い勧善懲悪を求める方にはオススメしたい作品です。

次に「古畑任三郎」
一言で言ってしまえば【刑事コロンボの日本版】であります。
ドラマ開始早々に犯人、動機、犯行手順、アリバイ工作などなど、通常の刑事ドラマやサスペンスドラマでは終盤に「そうだったんだ~」と視聴者が頷くシーンを全て見せます。
その皆が目撃者である状況の中で主人公の田村正和演じる古畑警部が謎を解いていくという流れ。
すでに犯人は分かっている中で、見る側の興味は「犯人は誰だ」では無く「どうやって捕まえるの?」に完全に固定されている点で、他の刑事ドラマとは全くの別物である。
この手の「コロンボモドキ」はサスペンス劇場などでも何度か目にした事があるが、この「古畑任三郎」が他の有象無象を押し退けて人気シリーズとして君臨したのは、ひとえに田村正和のはまり役っぷりにあったと私は思う。
まぁピッタリだ!
もともとあまり活舌が良くない田村正和(基本、私にはモゴモゴ喋っていて聞きにくい印象だった)と、困り顔でおよび腰でしどろもどろになりながら犯人の警戒心を上手に逸らして追い詰めていく敏腕刑事役は相性ピッタリの適役っぷり!
さらに犯人役の顔ぶれも毎回豪華絢爛であり飽きさせない!
いったいギャラに幾ら掛けてんだっ!って位の豪華な犯人陣だけで全話見る価値があると言っても良いでしょう。
えぇ~~~……犯人の犯行を予想しながらドラマを見続けて来たアナタ。偶には刑事の捜査を予想しながらドラマを見てみては如何でしょうか。古畑任三郎でした。

そして「相棒」です。
現在のテレビ業界に君臨する視聴率のオバケ。
水谷豊演じる杉下右京さんと「その相棒」の二人が主人公の刑事ドラマです。
現在に至るまで杉下右京の相棒は4人居ますが、その全員がそれぞれの個性や立ち位置、周囲との関わり方などが違い、シリーズを通して観ていて飽きが来ません。それぞれに味が有ると言って良いでしょう。
そして私がこのドラマが今までと違って面白いと思うのは、主人公二人、というか杉下右京の事件捜査に対する熱量です。
この杉下右京さんはブレない。
それがドラマの方向性にもなっているのですが「どの様な理由であれ事案であれ、違法は違法だ」という意味でブレず熱い。それが彼の確固とした核なのですが、私が好きなのは「大であれ些細であれ、事件は事件だ」という熱量なのです。
刑事ドラマ「相棒」では様々な事件が発生します。
凶悪な殺人事件や巨大な組織や権力構造の闇。連続殺人や爆弾、誘拐、まぁ恐ろしい犯人や巨大な組織や特権階級などなど、杉下右京とその相棒の二人だけの部署「特命係」はそれらの犯罪に対して挑んでいくわけです。
が、それと同じ熱量で家庭問題やら落とし物やら小さな窃盗、間抜けな勘違いなどなど、「それを刑事ドラマとして放送するかね?」と云う様な犯罪に対しても凶悪犯罪と同じ熱量で捜査にあたる特命係。
ただただ身内にも容赦のない「犯人に対して如何なる譲歩もしない警察官」というだけでなく、事件の大小すらにも容赦のない「事件に対して如何なる譲歩もしない警察官」である杉下右京は見ていて考えさせられるモノがあります。
世間が高視聴率と騒ぐには、騒ぐだけの理由があるのでしょう。
周りが上がれば自分が下がる、というテンションをお持ちの方は(実は自分もソッチ派ですが)一度、先入観を捨てて御覧になってみては如何でしょうか。