刑事に憧れた50代前半男が選ぶ刑事ドラマベスト3

私は現在51歳ですが、刑事ドラマは子供の頃からよく観ていました。そのせいか、中学時代「将来なりたい職業」は…やっぱり刑事でした。そんな私が当時、最も影響を受けたのが「太陽にほえろ!」でした。1972年から1896年まで放映され、当時のドラマとしては異例の長寿番組でした。今では「こんな刑事いるわけないよ」と、わかっているのですが、派手なスーツを着て、乱闘や銃撃戦を繰り広げる刑事たちを、毎週手に汗を握りながら観ていたものです。刑事一人ひとりにニックネームがあるばかりか、「テーマ曲」まであった点は特に斬新で「ジーパン刑事のテーマ」を聴くと、今でも走りたくなるものです。確かに面白いドラマでしたが、憧れていた刑事が殉職してしまうのは、やはり悲しいことでした。その点、1986年から放映された「あぶない刑事」は、ノーテンキなドラマでした。スリルやサスペンスがありながら、刑事が殉職することはなかったので、安心して観れたものです。もうこの頃は私も大人で、刑事が拳銃を乱射するシーンがあっても「絶対あるわけない」と思えたので、刑事ドラマというよりは、バラエティを観る感覚でした。刑事ドラマは「凶悪な犯罪」が主題だから、やむを得ないとは思いますが、前述の2作品のほか「大都会」「西部警察」などは、どうしても暴力的なシーンが多く、正直、目をそむけたくなったり、夜中に思い出して、眠れなくなったのもまた事実です。1990年代あたりからでしょうか?ドラマのような残酷で暴力的な事件が、実際に起こることが多くなった気がします。時には犯人が未成年だったりすると、やはりドラマの影響もあるのかな?と思わずにはいられません。作り手側も、そうした時代に配慮したのか、最近では刑事ドラマでも暴力シーンが殆ど見られず、これは良いことだと思います。そうした中、1997年に放映された「踊る大捜査線」は画期的で、新しいスタイルのドラマだったと思います。「刑事」というよりは「警察」を描いていた点では、一般職のサラリーマンンの方が、自分と上司(管理職)に置き換えることもでき、親しみも感じられたのではないでしょうか。TVドラマが大ヒットし、映画化された他、最寄駅の発メロにテーマ曲が使われるなど、ちょっとした社会現象にもなった作品でしたが、元警察官の方に言わせると、やはり実際にはあり得ない「ファンタジー」なのだそうです。凶悪どころか猟奇的な事件が今なお多発する現代、刑事ドラマはあくまでも「ドラマ」であってもらいたい、と願うものです。